病気と自動車の利用

運転手

重度の眠気がある場合も難しい

自動車があると日常生活もより便利なものになりますが、運転にはリスクも伴いますので安全運転を心掛けることが大切です。そして、安全に走行させるためには正常な判断力があることも大事ですので、健康状態も良好に保っておく必要があります。体に特に不調がなくても精神面の不調で悩む人は少なくありません。うつ病は代表的な病気ですが、こうした病気も正しい治療を行うことで良い改善が期待できます。うつ病の治療は抗うつ剤や睡眠剤を使うことも多くなっていますが、それが運転に影響が出ないかと心配している人もあるのではないでしょうか。まず、薬は精神の安定や不眠の改善に役立ちますが、そのかわり日中に眠気がさしてしまうこともあります。運転中に眠気が生じることはリスクも高まりますので、強い眠気がある場合、車の利用は控えておきたいところです。道路交通法では運転にふさわしくない病気についての記載があり、そのひとつに躁うつ病があります。それゆえ、車が利用できないのではと心配している人もあるのではないでしょうか。

道路交通法では、てんかんなどのほかに運転が禁止されている病気として躁うつ病があげられていますが、躁病やうつ病の場合は特に禁止されていません。自動車を利用できないと生活に困るという人もありますが、病気がうまくコントロールできている場合は運転できる可能性もあります。まずは、担当の医師に相談し、自動車の利用が可能であるかどうかを判断してもらいましょう。自動車の運転が許可されている場合でも、精神的に不安定であるときや、眠気がさしている場合はやはり控えておきたいところです。病状によっては、控えたほうが良いと判断されることもありますが、一生運転をしてはいけないわけではありません。病気が回復し正常な判断ができるようになった、眠気がささなくなったという場合は再開できる可能性もあります。それまでは別の交通手段を利用する、家族に運転してもらうなど対策を考えていきたいところです。自動車が利用できなくなるのはやはり不便もありますが、まずは病気を治すことを優先しましょう。

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